オフィスのお悩みレスQ

社員のモチベーションを知る2つの方法と上げるための5つの方法

経営者や管理職の皆さんは、会社で働く社員のモチベーションをどのように把握しているでしょうか?

この記事では、仕事で成果を出してもらうための大切な要素の一つである社員のモチベーションを知る方法をお教えします。

また、社員のモチベーションを上げる方法や実際にモチベーションの向上に取り組んだ企業の事例もあわせて紹介します。

社員のモチベーションが大事な理由

社員のモチベーションが高ければ、上司があれやこれやと指示せずとも、社員が自発的に会社の業績向上や環境改善のために、積極的に行動を起こします。しかし、モチベーションが低くなってしまうと、そもそもの会社への忠誠心が失われてしまいます。

忠誠心が失われてしまうと、仕事に対する情熱も失ってしまい、社員による自発的な行動を起こす機会が失われてしまいます。そのような状況は、徐々にほかの社員にも伝染してしまい、仕事の質や生産性が低下してしまう恐れがあるでしょう。

それによって、会社の業績の低下だけではなく、従業員が次々に離職してしまうなど、会社存続にとって大きなダメージを与えてしまう危険性もあるのです。このような状況を避けるためにも、社員のモチベーションを高く維持するための施策を検討する必要があります。

社員のモチベーションを知る2つの方法

社員のモチベーションが下がっていないかどうかは、手遅れになる前に早々に把握しておく必要があります。把握する方法としては、次のような調べ方があります。

【方法①】アンケートを取る

もっとも手軽に調べる方法としては、アンケートを取ることです。会社に対してどのような要望や不満を持っているのかを調べることができます。

ただし、無記名にしないと本音を書いてもらうことができないということと、無記名にした場合にだれをケアすればよいのかわからないというデメリットがあります。

無記名の場合の主なアンケート内容の例は次の通りです。

  • 回答者の年代、性別
  • 所属する部署に最も近いもの(特定されない範囲で提示する)
  • 役職で最も近いもの
  • 入社年数
  • 現在の仕事に対しての総合的な満足度(5段階評価理由も回答してもらう)
  • 仕事にやりがいを感じるか(5段階評価)
  • 仕事内容が自分に合っているか(5段階評価)
  • スキルや能力が身に着く環境か(5段階評価)
  • 社員教育やキャリア開発の制度が充実しているか(5段階評価)
  • 仕事に集中しやすい環境か(5段階評価)
  • 人間関係は良好か(5段階評価)
  • 評価制度に納得できるか(5段階評価)
  • オンとオフのバランスが保たれているか(5段階評価)
  • 今後もこの職場で仕事を続けたいか(5段階評価)
  • 職場に対して悩みや要望があるかを記載してもらう

【方法②】部下とのコミュニケーションを密にする

常日頃から、部下とコミュニケーションを密にしていると、おのずと不満を知ることができます。飲み会などを開いて、その際に確認するという方法もあるでしょう。

ただ、社員によっては、飲み会を好まない社員もいますので、普段から良好な関係を築いておく、という前提が必要です。

社員のモチベーションを上げる5つの方法

社員のモチベーションを上げるための主な方法としては、次のような方法が考えられます。

【方法①】研修の実施

今持っているスキルを向上させる、新たなスキルを身に着けさせるための社員研修を実施することで、社員の業務スキル向上をすることができ、プロとしての意識向上を図ることができます。

また、仕事に対する熱意を上げるだけでなく、会社が社員のことを思っていることを伝えることができます。

【方法②】報酬の増加・表彰制度の確立

業務に応じて昇給や表彰を行うことで、社員の仕事に対する見返りを与えることができ、やる気を向上させる効果があります。しっかりと評価するためにも、達成目標などを期初に設定するなどの工夫をするとよいでしょう。

【方法③】部下とのコミュニケーションの環境づくり

部下の機嫌を取るというわけではなく、普段からお互いに意見を交換できるような環境を作っておくことで、部下のモチベーションが下がったり、不満があったりなどを事前に察知して対処できます。

具体的なやり方がわからない場合は、書籍で出ているようなマネジメント理論を実践してみてもよいでしょう。

【方法④】職場環境の改善

ほんの少しでもよいので職場環境を改善することで社員の気分を向上させることができます。また、実際にどのようなことで不便しているのかについて、従業員の希望を募ってもよいかもしれません。

主な職場環境の改善例としては、次の通りです。

  • デスク、チェアが古くなっているなら新調する
  • 新鮮な空気の確保ができるように空気清浄機を導入する
  • オフィス内の湿度を適切に保つために加湿器を導入する
  • トイレや洗面所、給湯室などを常に清潔にしておく
  • パソコンのモニターをブルーライトが出にくいタイプに交換する
  • リフレッシュルームや仮眠室を設置する

【方法⑤】仕事にメリハリをつける

ダラダラと残業や休日出勤をさせるのではなく、オンとオフをしっかりと区別することで、仕事に対する意欲を向上させることができます。

社員のモチベーションを向上させた事例5つ

実際に大手企業が行った、社員のモチベーション向上施策事例を見てみましょう。

【事例①】リクルート

リクルートでは、リーダーが期毎に貢献した部下に表彰状を送っています。画一的な表彰状ではなく、内容はすべて手作りであるため、部下をしっかり見ていないと作ることができないため、表彰された部下は非常に喜びを感じ、業務に対してモチベーションを上げることができるようです。

【事例②】資生堂

資生堂では、ビデオ会議によって役員と社員が意見交換をすることができる「ボーダーレストーク」制度を導入しました。最初は尻込みする社員が多かったものの、上層部が自分たちの意見をしっかり聞いてくれているということがモチベーションアップにつながったようです。

【事例③】サイバーエージェント

サイバーエージェントでは、さまざまなモチベーションアップ施策に取り組んでいます。単純に優秀者の表彰を行うだけではなく、「縁の下の力持ち」と呼ばれるような、目立たない功績者を積極的に表彰することに力を入れています。

また、上司と部下のコミュニケーションだけでなく、上層部同士のコミュニケーションを密に取ることを心がけています。上層部の仲が悪いことで、社員の生産性を下げているということに着目して、上層部の対立を減らして、社員のやる気を維持しています。

【事例④】ファミリーマート

ファミリーマートは、社員ではなく加盟店のモチベーションアップ施策が話題になっています。水道光熱費や、弁当の廃棄損失の一部を本部が負担することで、加盟店オーナーが積極的に発注を行い、加盟店の日販アップを狙っています。

【事例⑤】ザ・リッツ・カールトン

ザ・リッツ・カールトンでは、毎日のミーティングで行動指針に合致している実践経験を共有することで、お互いのモチベーションをアップさせています。また、週2回は世界中のホテルから選ばれた感動的なストーリーの共有をして、従業員のやる気を維持しています。

まとめ

最後に、ここまでのまとめを振り返ってみましょう。

  • 従業員のモチベーションが高ければ会社の業績向上につながる
  • モチベーションが低いとやる気や情熱が失われ、労働生産性が低下する
  • アンケート、密なコミュニケーションでモチベーションについて把握する必要がある
  • 研修の実施や表彰制度、コミュニケーションの確立、職場環境の改善などでモチベーションアップを狙う

従業員のモチベーションをコントロールすることができれば、業績向上や社員自身の成長など、会社にとってよい影響を与えることができます。施策例や他社の実例などを参考にして、ぜひあなたの会社でも実行してみてはいかがでしょうか?

TOP