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急な来客でも安心!お茶の出し方の正しい手順とビジネスマナー

「突然の来客で、お茶の出し方がわからない」

「私のお茶の出し方は正しい?」

「お客様へのお茶の出し方をもう一度確認したい。」

職場へ来客があったとき「どのタイミングでお茶を出せばよいかわからない…」「誰からお茶を出せばよいの?」と悩んだことはありませんか?

本記事では、お茶の出し方の手順をご説明します。その後、基本的なビジネスマナーやお盆の扱い、お茶の淹れ方、出し方について詳しくご紹介します。一般的な出し方だけでなく、法事の場合やお菓子の出し方についても触れますので、お茶の出し方に迷ったらぜひご活用ください。

お茶の出し方の手順

会議室など一般的な出し方

一般的なお茶出しの流れを確認しましょう。

  1. 双方の挨拶が終わったころを見計らって、ドアをノック。
  2. 入室したら、「失礼します」とひと声かける。
  3. サイドテーブルまたはテーブルの末席にお盆を置く。
  4. 茶托に湯呑みをセットするなど、必要な作業を行う。
  5. 作法に従ったお茶出しを進める。
  6. 2時間以上経過したら2回目のお茶出し。一般的には飲み物の種類を変える。
  7. お客様が帰られたことを確認してから、後片付け。

法事などテーブルのない和室での出し方

基本的に、お茶出しは会議室または応接室で行うものですが、まれに法事などで、テーブルもない和室でお茶を出さなければならないときもあります。テーブルのない和室では、どのような流れでお茶を出すのでしょうか。順番に説明します。

  1. 襖の前に正座して、「失礼します」とひと声かけてから襖を開ける。
  2. 中に入り、中の人たちにお尻を向けないように気をつけながら、もう一度正座をして襖を閉める。
  3. 上座から順番にお茶を出す。お茶は向かって下手側(入り口に近い側)に置く。茶卓がなければ、畳の上に直置きでよい。
  4. 急須を持って行き、適当なタイミングを見計らって声をかけ、必要なら注ぎ足す。
  5. お客様が帰られたことを確認してから、後片付け。

和室の席次は、床の間に背を向けて座っている人がいればその人が一番、後は床の間から近い順です。

和室独特の注意点は、床の間を横切らないことです。床の間に背を向けて座っている人、つまり、その場で一番上座にいる人の後ろを通ってはいけません。上座側でお茶を出しているとつい近道をしたくなりますが、遠回りをして下座に戻ってから、向かい側に回りましょう。

お茶を出すときの基本的なビジネスマナー

ビジネスシーンでのお茶出しは、お客様に対するおもてなしの心が大切です。まずは、お茶を出す順番などの基本的なマナーを一つずつ確認していきましょう。

席順とお茶を出す順番・お盆の扱い

  • 上座からお茶をお出しする。
  • 事前に来客者の役職、上座を確認しておく。
  • お盆を使用し、可能な限り1回でお茶を出すようにする。

お茶を出すお客様の多くは、会議室または応接室に入られます。お茶を出す順番は、お客様で役職が上の人から順番に配り、その後自社の対応者で役職が上の人から、という順番が正しい作法です。

基本的には、事前に対応者に聞いて、役職が上の人は誰なのかを確認しておきましょう。事前確認が難しい場合は、入口から見て奥から順番に配ると、だいたいは間違いありません。ただ、応接室で机が縦長、片側3人掛けの場合は真ん中が上座です。応接室の場合は少し注意しましょう。

また、お茶を出すときは必ずお盆を使ってください。何回も部屋を出入りすると会話の邪魔になりますので、それを避ける意味でも、可能な限り1回でお茶を出すようにします。もちろん会議の参加人数が多くて無理な場合はこの限りではありません。

入室時の声のかけ方

  • 挨拶が終わった事を見計らって、ドアをノックし、「失礼します」と声をかける。
  • お茶を出す時も、ひと声「失礼します」と声をかけながら、お客様の右側にお茶をお出しする。

お茶を出すベストタイミングは、名刺交換などの挨拶が終わり、着席した頃合いです。それまでに準備をしておき、お客様から見えない場所で待機して、名刺交換の邪魔をしないようにしましょう。

お盆を片手で持ち、ドアをノックして入室したら「失礼します」と声をかけます。お茶を出すときも、ひと声「失礼します」と声をかけながら、お客様の右側にお茶を出しましょう。もしこのときに会議が始まっていると、声はかえって邪魔になるため、目礼だけにします。

お茶を出した後の対応

  • お茶を出し終わって2時間程度経過したら、別の飲み物をお出しする。
  • お客様が帰られてから片づける。

お茶を出し終わって2時間程度経過したら、別の飲み物をお出しします。最初が日本茶なら次はコーヒー、という形が一般的です。2時間以内に会議が終わるようなら、基本的に追加の飲み物をお出しする必要はありません。

お茶は、会議が終了してお客様が帰られるまではそのままにしておきます。すぐに片づけると失礼にあたるため、気をつけてください。

お茶を出す際の基本的なビジネスマナーを確認したら、次は飲み物のタイプ別に淹れ方や出し方も見ていきましょう。

飲み物のタイプ別:お茶の淹れ方と出し方

次に、飲み物のタイプ別にお茶の淹れ方と出し方(お盆へのセットの仕方)について説明します。

日本茶

  • 煎茶は、70℃~90℃の間で淹れると香りが飛びません。
  • 冬は若干高めの温度、春や秋はぬるめが喜ばれます。
  • 湯呑みに模様がある場合は、お客様にその模様が見える用にお出しします。

日本茶は、熱湯だと香りが飛んでしまうことをご存知ですか?一般的な煎茶は、70℃~90℃の間で淹れる必要があります。番茶やほうじ茶は熱湯が適温、と種類によっても違いがあるので、自社で使っている茶葉の適温や抽出時間は、あらかじめ確認しておきましょう。また、冬は若干高めの温度、春や秋はぬるめが喜ばれることにも留意します。

湯呑みにお茶を注ぐ量は、7分目ぐらいが適量です。お盆には、利き手のほうに茶托をまとめて重ねていき、左側に日本茶を注いだ湯呑みを置きます。また、お盆には清潔なクロスも忘れずに置いてください。

会議室や応接室に入ったら、サイドテーブルがある場合は、そちらにいったんお盆を置いて、茶托に湯呑みをセットしてお出しします。サイドテーブルがない場合は、テーブルの末席にお盆を置いて、そこでお茶出しを進めてください。湯呑みの内側や外側に特定の模様がある場合は、その模様が見える側が正面ですので間違えないようにしましょう。

急須を使用してる方へ

  • 急須を使っている方はカウネットの急須用お茶フィルターがおすすめです。

    使用後はそのまま口を結んで捨てるだけなので手を汚さず後片づけが簡単なフィルターです。

    (NHKまちかど情報室で放送された商品です)

急須用お茶フィルター詳細

コーヒー

  • コーヒーをドリップしている間に、カップに熱湯を入れて温めておくと冷めにくくなります。
  • カップ、スプーンは右側で持てるように、スティックシュガーは、スプーンと同じように並べる。角砂糖の場合やポーションのミルクは、スプーンの左側にセットします。

コーヒーも、来客時に出される飲み物として、また、2杯目として出す機会があります。コーヒーを淹れるときは、コーヒーをドリップしている間に、カップに熱湯を入れて温めておきます。人数分のコーヒーが入ったら、カップに7~8分目ぐらい注いてお盆の上にセットしましょう。

人数が少ないときは、お盆の上にソーサーを並べてその上にカップを置き、スプーン、砂糖、ミルクをソーサーにセットしていきます。カップ、スプーンは右側で持てるように置き、スティックシュガーは、スプーンと同じように並べましょう。角砂糖の場合やポーションのミルクは、スプーンの左側にセットします。

人数が多い場合はお盆に乗り切らないため、少しでも多く運べるように、ソーサーを重ねて別々に持っていきます。日本茶のときと同様に作業場所を確保して、その場でセットしてお出ししましょう。

コーヒーの場合は、基本的にお客様の正面に置きます。ただ、会議資料などがあっておけない場合は、臨機応変に対応して問題ありません。会議を妨げないことを優先してください。

冷たい飲み物

  • 夏場は、一般的に冷たい飲み物をお出しすると喜ばれます。
  • コースターを敷いてからその上にグラスをセットします。

夏場は、温かい飲み物よりも冷たい飲み物をお出しする機会が多くなります。くもりのないグラスとコースター、ストローはどの飲み物でも必要です。アイスコーヒーの場合は、ガムシロップやミルクも添えましょう。

お盆には、コースターとグラスは別々に乗せ、ストロー、ガムシロップ・ミルク、清潔なクロスをセットします。お客様にお出しするときは、コースターを敷いてからその上にグラスをセットします。コースターがないと大切な会議資料などが濡れてしまいますので、忘れないようにしてください。

ストローはグラスの手前に置き、ガムシロップやミルクがある場合は、最後に邪魔にならない場所に置きます。

ペットボトル

  • ペットボトルのお茶を出し接客する会社も近年増えてきています。
  • ペットボトルに紙コップをかぶせて出します。

近年、長期保存と携行性の観点で、来客者にペットボトルのお茶を出し接客する会社も増えてきています。お客様が持ち帰ることができるのも、お客様に喜んで頂けるポイントになっているかもしれません。

ペットボトルでの出し方のマナーとしては、ペットボトルに紙コップをかぶせて出す事で、丁寧な印象を与えられます。特に女性のお客様の場合は、直接飲み口に口をつけることを避けたい方もいるようです。紙コップをご用意することで、より配慮がある会社だと思ってもらえるでしょう。

お菓子も一緒に出す場合

お菓子の出し方

  • お菓子はお茶よりも先にお出しします。

最後に、お茶菓子も一緒に出す場合について、簡単に触れておきます。お菓子はお茶より先に出すのが作法です。菓子用の銘々皿にお菓子を載せて配ります。お菓子は左、お茶が右です。

おしぼりの出し方

  • お菓子を出す場合はおしぼりをお出しします。

お菓子を出す場合にはおしぼりも出す場合が多いです。特に直接手で食べるお菓子の際には、おしぼりをお出しした方が親切です。おしぼりは清潔感が大切ですから、なるべく白か、もしくはそれに近い薄い色が望ましいでしょう。固くしぼりできれば巻き直しておくと丁寧です。

この場合、お茶と同じようにお客様の後方からお出ししますが、順番としてはお菓子、おしぼり、お茶の順になります。位置としては左から、お菓子、お茶、おしぼりです。

まとめ

今回、お客様へのお茶の正しい出し方、マナーについて改めて振り返ってみましょう。

お茶の出し方

  1. 双方の挨拶が終わったころを見計らって、ドアをノック。
  2. 入室したら、「失礼します」とひと声かける。
  3. サイドテーブルまたはテーブルの末席にお盆を置く。
  4. 茶托に湯呑みをセットするなど、必要な作業を行う。
  5. 作法に従ったお茶出しを進める。
  6. 2時間以上経過したら2回目のお茶出し。一般的には飲み物の種類を変える。
  7. お客様が帰られたことを確認してから、後片付け。
お茶を出すときの基本的なビジネスマナー

  • お茶を出す順番は必ず上座からお出しします。
  • 名刺交換などの挨拶が終わったタイミングで、ドアをノックし、お客様の右側に出しましょう。
  • 茶托に湯呑みをセットしてお出しします。湯呑みに模様がある場合はお客様に模様が見えるようにしましょう。
  • 2時間程度経過したら、別の飲み物をお出ししましょう。
  • 片づけはお客様の退室後です。

ビジネスシーンで失礼のないお茶の出し方について説明しました。お盆の扱い方やお茶の淹れ方、声のかけ方の基本も大切ですが、何より大切な点は、おもてなしの心です。お客様が快適に仕事を進められるようサポートする気持ちでいれば、喜ばれるお茶出しができるようになるでしょう。

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